幟(のぼり)について♪
2008/06/08(Sun)
長野県神社庁上伊那支部では、毎年この時期になると、毎週木曜日に「祭祀研修会」という研修会を行っています。

昨年も、この時期のブログに何度か登場しました。
日本人の食文化について
上伊那の神楽太鼓
上伊那の神楽『剣の舞』
文房四宝について
神社巡り(高遠編)
世界の宗教について
絵手紙について

先週までは、「祭式講習会」が3日間に渡って行われましたが、今年も今週からいよいよ「祭祀研修会」が始まりました。

第1回目、初日は「幟について」ということで、宮田村の細田先生をお招きしてお話しをお聞きしました。
細田先生は、駒ヶ根市にある「シルクミュージアム(ホームページ)」という「養蚕博物館」の非常勤講師をされています。
本業は染物屋(染色)さんで、神社の「幟」の注文もよく受けられるということで、今回は神社の祭典に境内や神社入口に立っている「幟(のぼり)」についてお話しをしていただきました。
草木染め、自然の土や色で染める昔ながらの染色方法についても、作品を見せていただきながら講演をいただきました。

幟について

手元にあります、私の受持神社の「幟」を紹介します。

幟(五十鈴)

まずは、大宮五十鈴神社の「幟」です。

幟(高山)

こちらは、、高山神社の「幟」です。

幟(永見山)

こちらは、永見山諏訪社の「幟」です。

幟(筥石)

最後に、筥石社の境内社、天神様の「幟」です。

「幟」の字にも、いろいろありますね♪
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「幟」は、神社の目印であり旗印です。
社名が書かれているものの他に、願い事や格言などが書かれているところもあります。
上伊那中、いや全国の幟を調べてみると面白いかも知れませんね♪
まずは駒ヶ根市から…(汗。

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安部榮四郎記念館♪
2008/06/08(Sun)
神社巡りは一休み、I先輩の希望で「安部榮四郎(えいしろう)記念館」に寄ることとなりました。

安部榮四郎1

「安部榮四郎」さんを、知っている方いらっしゃいますでしょうか?
恥ずかしながら、私は知りませんでした(汗。

「安部榮四郎」さんは、明治35年に島根県松江市八雲町に生まれ、家業の紙漉(かみすき)を手伝い、紙漉を学びました。
出雲の国は、古代より紙の産出国で、正倉院にも当地の紙が残っているそうです。
しかしながら、他所に比べそれほど有名な紙漉産地ではなかったため、「安部榮四郎」さんは島根県工業試験場紙業部に入り、各種の紙漉の技を磨きました。
あるとき、民芸運動を提唱していた「柳宗悦」という人が松江を訪れ、「安部榮四郎」さんの漉いた雁皮の厚紙を見て「これこそ日本の紙だ」と褒めたのがきっかけとなり、更に研究を重ね、伝統技術の良いところは残し、現代感覚を加え、衰退していく出雲の和紙を「出雲民芸紙」として誕生させました。
更に、昭和35年から8年間、正倉院宝物の中で千年をこえて保管され続けてきた紙について、和紙研究家の「寿岳文章」らと一緒に調査研究を行い、和紙の原点ともいえる正倉院宝物紙を復元して漉くことに成功しました。
そして、昭和43年、文化庁から雁皮紙(がんぴし)を漉く伝統的技術を高く評価され、重要無形文化財(俗にいう「人間国宝」)に認定されました。(「安部榮四郎」プロフィール要約)

「雁皮紙」って、なんでしょうか?

雁皮(ガンピ)はジンチョウゲ科の植物から作られ、栽培が困難であることから野生の皮を使用する。古代では斐紙や肥紙と呼ばれ、その美しさと風格から紙の王と評される事もある。繊維は細く短かいので緻密で緊密な紙となり、紙肌は滑らかで、赤クリームの自然色(鳥の子色)と独特の好ましい光沢を有している。丈夫で虫の害にも強いので、古来、貴重な文書や金札に用いられた。日本の羊皮紙と呼ばれることもある。(Wikipedeiaより

和紙の原料は、主に雁皮・楮(こうぞ)・三椏(みつまた)で、紙はその木の皮から作られます。

安部榮四郎21 安部榮四郎22 安部榮四郎23

こちらは、記念館の庭に生えていた「がんぴ・こうぞ・みつまた」の木です。
この3種の中でも、雁皮紙は水にも虫くいにも強く、千年以上持つんだそうです。
和紙の王様と呼ばれ、雁皮は近くの山に生える30年位成長したものを使うので、たくさんは作れず、必然的に貴重で高価な物になってしまいますが、大切な記録を残すためには、パソコンよりもやはり手書きが一番!ということですね。

安部榮四郎32 安部榮四郎31

左の写真は、記念館近くにある紙漉工房、右は「安部榮四郎」さんの生家です。
昭和59年に亡くなられた「榮四郎」さんのあとを継いで、現在は息子さん達が紙を漉いているそうです。

紙漉体験も出きるそうですよ♪
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本物の素晴らしさを目の当たりにすることが出来ました。
本物を使う人が少なくなるにつれ、値段は上がり貴重なものとなり、その悪循環も感じざるおえませんでした。
高くても、本物を使っていかないと、やがて無くなってしまうのでは…といった危機感も感じました。
いつまでも、本物を伝えていっていただきたいですね♪

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