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古事記「『サホビメ』の死」(96話)♪
2010 - 07/16 [Fri] - 07:02
稲城の外から「サホビメ」に言いました。
垂仁天皇「『サホビメ』よ、
子供の名前は母親が決めておくれ、
この子の名前は何としたらよいだろうか」
サホビメ「そうですね…この子は先程稲城を焼いて
炎が出ているときに産まれた子ですから
『ホムワケ(本牟智和氣…ほむちわけ)』と名付けたらよいでしょう」
垂仁天皇「この子には母がいない…
私たちはどうやって暮らしていけばよいのだろうか」
サホビメ「乳母をお付けなさいな。
『大湯坐(おおゆえ)』『小湯坐(こゆえ)』という
湯母もお付けになって育てれば母など要りませぬわ」
垂仁天皇「では、私の世話は誰がしてくれるのだ」
サホビメ「丹波の『ヒコウシ』の娘に
『アニヒメ(兄比賣…えひめ)』と『オトヒメ』という姉妹がおり
彼女たちは家柄も良く性格も良いと聞いておりますから
彼女たちをお手伝いさんにお雇い下さいな」
そう冷たくあしらわれた「垂仁天皇」は攻撃を再開し
一気に稲城を焼き払い「サホビコ」を殺してしまいました。
愛しの「サホビメ」も
燃えさかる稲城の炎の中に身を投じ死んでしまいました。
亦天皇命詔其后言「凡子名必母名何稱是子之御名」爾答白「今當火燒稻城之時而火中所生故其御名宜稱本牟智和氣御子」又命詔「何爲日足奉」答白「取御母定大湯坐若湯坐宜日足奉」故隨其后白以日足奉也又問其后曰「汝所堅之美豆能小佩者誰解」答白「旦波比古多多須美智宇斯王之女名兄比賣弟比賣茲二女王淨公民故宜使也」然遂殺其沙本比古王其伊呂妹亦從也
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稲城の外から「サホビメ」に言いました。
垂仁天皇「『サホビメ』よ、
子供の名前は母親が決めておくれ、
この子の名前は何としたらよいだろうか」
サホビメ「そうですね…この子は先程稲城を焼いて
炎が出ているときに産まれた子ですから
『ホムワケ(本牟智和氣…ほむちわけ)』と名付けたらよいでしょう」
垂仁天皇「この子には母がいない…
私たちはどうやって暮らしていけばよいのだろうか」
サホビメ「乳母をお付けなさいな。
『大湯坐(おおゆえ)』『小湯坐(こゆえ)』という
湯母もお付けになって育てれば母など要りませぬわ」
垂仁天皇「では、私の世話は誰がしてくれるのだ」
サホビメ「丹波の『ヒコウシ』の娘に
『アニヒメ(兄比賣…えひめ)』と『オトヒメ』という姉妹がおり
彼女たちは家柄も良く性格も良いと聞いておりますから
彼女たちをお手伝いさんにお雇い下さいな」
そう冷たくあしらわれた「垂仁天皇」は攻撃を再開し
一気に稲城を焼き払い「サホビコ」を殺してしまいました。
愛しの「サホビメ」も
燃えさかる稲城の炎の中に身を投じ死んでしまいました。