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玉串奉奠(たまぐしほうてん)♪
2013 - 05/27 [Mon] - 06:56
神社にお参りするときは
「2拝(はい)2拍手(はくしゅ)1拝」でお参りをしますが
ご祈祷(きとう)を受けたりお祭に参列した際
正式なお参りの時は「玉串」を捧(ささ)げてお参りをします。
正式な作法の前に、玉串についてお話し致します。玉串とは、「榊(さかき)」の小枝に
「紙垂(しで)」という紙飾り?を
「麻(あさ)」で縛り付けたモノのことを言います。画像が小さくて、見にくいと思いますが
本当の「榊」はツバキ科ですので
ツバキのように葉っぱの表面がツルツルしています。ですが、この辺で一般的に
榊」と呼ばれている植物の正式名称は
最初の玉串の画像のように「そよご」という木を使っています。
(「そよご」もしくは「そよぎ」)
本当の「榊」は、暖かいところでしか育たず
切った枝を水につけておくと、直ぐに根を張り始め
それを土に植えて育てるというのですが
この辺ではちょっと微妙でして…
ひとたび根が付いて冬を越してしまえば大丈夫とも言いますが
我が家では根が付いた例しがありません(涙。
この辺では
「そよご」を榊の代用品として玉串に使っていますが
この「そよご」も生息地は本州中部以南とされていますので
北の方へ行くと「竹」であったり
「ヒバ」などを代用品として使っています。
「榊」は、木偏に神と書く尊い木であり
その語源は栄える木にありますので
一年を通して青々としている木(常緑樹)
が代用品として使われるのだと思います。
さてそれでは、玉串の捧げ方についてお話し致しますが
「玉串」を御神前(ごしんぜん)に捧(ささ)げ
お参りをすることを「玉串奉奠(ほうてん)」と言います。
玉串を受け取りましたら
元(切り口)が御神前に向くように
時計回りに回して机の上にお供えします。
正式な作法ですが、玉串を神主さんからいただきます。
その時、向かって右に切り口が向くように渡されますので
右手は上から、左手は下から玉串を持ちます。玉串を受け取りましたら、御神前にお進みいただきます。この状態から、時計回りに玉串を回しますが
どの状態でも穂先が下を向かないように
気をつけながら行って下さい。
では、右手を体に引きつけるようにして、玉串を立てます。次に、左手を右手のところまで持ってきて
玉串を掴みます。ここからが難しいですよ~(苦笑
左手のスナップを利かせて
一気に玉串の切り口を御神前に向けるように時計回りに、玉串を回します。
右手で、玉串の中程をとり左手を、その右手に重ねるように添えます。そして、少し机ににじり寄って
机の上にお供えします。この時、気を付けなければいけないのは
必ず両手・両足を添えることです。
よく、片手でお供えする人を見かけますが
やはり神様にお供えするのですから
両手でお供えするのが良いと思います。
また、にじり寄るとき、片足を少し出したら
もう片方の足も揃えるように少し出した方が
片足でお供えされるより綺麗に見えます。複数人が玉串をお供えするときは
最初の人は(最初は神主の場合が多いですが…)机の真ん中へ
次の人は右側へ、次の人は左側へお供えし
この順序でだんだん重ねていきます。
もちろん、スペースのない場合は
前の人に重ねていってください。
玉串を捧げましたら、にじり寄った分だけ下がります。
(にじり寄ってない場合は、下がる必要はありません)
続いて、「2拝(はい)2拍手(はくしゅ)1拝」をします。
まず、「拝(はい)」とは
「宮司一拝」の時にお話をしましたが
90度の「礼(れい)・お辞儀」のことを言います。背中と床が並行になった状態をいいます。
この時、気を付けなければいけないのは
アゴを引いて頭が出ないように
または頭が下がりすぎないようにします。
次に起きあがりますが、手は両膝の両側で止めます。
この状態を、「小揖(しょうゆう)」
または「指建礼(しけんれい)」と言いまして
15度のお辞儀の状態を言います。止めた状態から、再び拝をします。起きあがってから、2回拍手をします。
拍手は、胸の高さで一旦手を併せた状態を作ってから行います。手を併せた状態から、少し右手を引きます。その状態から、肩幅に手を広げて、2回手を叩きます。叩いた後は、少しずらしてある手を、今度は元に戻します。そして、最後に1拝をします。これ以上言うと、こんがらがってしまうかも知れませんが
正式には「2拝2拍手1拝」の前後に「深揖(しんゆう)」
といって、45度の礼をします。以上が、玉串奉奠です。
玉串奉奠の方法は、殆どの祭典では一緒ですが
神葬祭(しんそうさい)といって神道のお葬式の場合は
「2拝2拍手1拝」の拍手を
「偲び手(しのびて)」といって、音が出ないように
手を2回併せるだけの拍手で致します。
今すぐは必要ないかとは思いますが
これから地域の役員として神社の祭典に参列されるとき
または赤ちゃんがお生まれになったり、結婚式をしたり
はたまた仲人を頼まれたり、家を建てたり
また前記のようにお葬式への参列であったり
必要なときに改めて検索していただければ嬉しく思います♪
「大祭式」のお話シリーズ♪
第7回目は「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」です。
神社にお参りするときは
「2拝(はい)2拍手(はくしゅ)1拝」でお参りをしますが
ご祈祷(きとう)を受けたりお祭に参列した際
正式なお参りの時は「玉串」を捧(ささ)げてお参りをします。
正式な作法の前に、玉串についてお話し致します。玉串とは、「榊(さかき)」の小枝に
「紙垂(しで)」という紙飾り?を
「麻(あさ)」で縛り付けたモノのことを言います。画像が小さくて、見にくいと思いますが
本当の「榊」はツバキ科ですので
ツバキのように葉っぱの表面がツルツルしています。ですが、この辺で一般的に
榊」と呼ばれている植物の正式名称は
最初の玉串の画像のように「そよご」という木を使っています。
(「そよご」もしくは「そよぎ」)
本当の「榊」は、暖かいところでしか育たず
切った枝を水につけておくと、直ぐに根を張り始め
それを土に植えて育てるというのですが
この辺ではちょっと微妙でして…
ひとたび根が付いて冬を越してしまえば大丈夫とも言いますが
我が家では根が付いた例しがありません(涙。
この辺では
「そよご」を榊の代用品として玉串に使っていますが
この「そよご」も生息地は本州中部以南とされていますので
北の方へ行くと「竹」であったり
「ヒバ」などを代用品として使っています。
「榊」は、木偏に神と書く尊い木であり
その語源は栄える木にありますので
一年を通して青々としている木(常緑樹)
が代用品として使われるのだと思います。
さてそれでは、玉串の捧げ方についてお話し致しますが
「玉串」を御神前(ごしんぜん)に捧(ささ)げ
お参りをすることを「玉串奉奠(ほうてん)」と言います。
玉串を受け取りましたら
元(切り口)が御神前に向くように
時計回りに回して机の上にお供えします。
正式な作法ですが、玉串を神主さんからいただきます。
その時、向かって右に切り口が向くように渡されますので
右手は上から、左手は下から玉串を持ちます。玉串を受け取りましたら、御神前にお進みいただきます。この状態から、時計回りに玉串を回しますが
どの状態でも穂先が下を向かないように
気をつけながら行って下さい。
では、右手を体に引きつけるようにして、玉串を立てます。次に、左手を右手のところまで持ってきて
玉串を掴みます。ここからが難しいですよ~(苦笑
左手のスナップを利かせて
一気に玉串の切り口を御神前に向けるように時計回りに、玉串を回します。
右手で、玉串の中程をとり左手を、その右手に重ねるように添えます。そして、少し机ににじり寄って
机の上にお供えします。この時、気を付けなければいけないのは
必ず両手・両足を添えることです。
よく、片手でお供えする人を見かけますが
やはり神様にお供えするのですから
両手でお供えするのが良いと思います。
また、にじり寄るとき、片足を少し出したら
もう片方の足も揃えるように少し出した方が
片足でお供えされるより綺麗に見えます。複数人が玉串をお供えするときは
最初の人は(最初は神主の場合が多いですが…)机の真ん中へ
次の人は右側へ、次の人は左側へお供えし
この順序でだんだん重ねていきます。
もちろん、スペースのない場合は
前の人に重ねていってください。
玉串を捧げましたら、にじり寄った分だけ下がります。
(にじり寄ってない場合は、下がる必要はありません)
続いて、「2拝(はい)2拍手(はくしゅ)1拝」をします。
まず、「拝(はい)」とは
「宮司一拝」の時にお話をしましたが
90度の「礼(れい)・お辞儀」のことを言います。背中と床が並行になった状態をいいます。
この時、気を付けなければいけないのは
アゴを引いて頭が出ないように
または頭が下がりすぎないようにします。
次に起きあがりますが、手は両膝の両側で止めます。
この状態を、「小揖(しょうゆう)」
または「指建礼(しけんれい)」と言いまして
15度のお辞儀の状態を言います。止めた状態から、再び拝をします。起きあがってから、2回拍手をします。
拍手は、胸の高さで一旦手を併せた状態を作ってから行います。手を併せた状態から、少し右手を引きます。その状態から、肩幅に手を広げて、2回手を叩きます。叩いた後は、少しずらしてある手を、今度は元に戻します。そして、最後に1拝をします。これ以上言うと、こんがらがってしまうかも知れませんが
正式には「2拝2拍手1拝」の前後に「深揖(しんゆう)」
といって、45度の礼をします。以上が、玉串奉奠です。
玉串奉奠の方法は、殆どの祭典では一緒ですが
神葬祭(しんそうさい)といって神道のお葬式の場合は
「2拝2拍手1拝」の拍手を
「偲び手(しのびて)」といって、音が出ないように
手を2回併せるだけの拍手で致します。
今すぐは必要ないかとは思いますが
これから地域の役員として神社の祭典に参列されるとき
または赤ちゃんがお生まれになったり、結婚式をしたり
はたまた仲人を頼まれたり、家を建てたり
また前記のようにお葬式への参列であったり
必要なときに改めて検索していただければ嬉しく思います♪
せっかくですから、もっと正式には…(余計、こんがらがる?)
「2拝2拍手1拝」の、前後の「深揖」の前後
座る前と立った後に「小揖」」をします♪
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あきさんへ♪
ありがとうございます (*^_^*)
たまにしかされない作法ですから、なかなか覚えるのも難しいと思いますが、その都度参考に見ていただければ幸いです♪
JCを卒業されても、忙しい日々をお過ごしのことと思いますが、お身体に気をつけて、益々のご活躍をお祈り申し上げますv
あきさんと県は違いますが同じブロック、愛媛のT曽我部さんは良く知っています (*^_^*)
たまにしかされない作法ですから、なかなか覚えるのも難しいと思いますが、その都度参考に見ていただければ幸いです♪
JCを卒業されても、忙しい日々をお過ごしのことと思いますが、お身体に気をつけて、益々のご活躍をお祈り申し上げますv
あきさんと県は違いますが同じブロック、愛媛のT曽我部さんは良く知っています (*^_^*)
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JCを卒業して3年、卒業と同時に縁あって公職に就くことになり、
時々、玉串奉奠の機会を頂くことがあります。
来週も、地元公共施設の着工式で玉串奉奠をさせていただく予定があり、
良い勉強になりました。
今まで何となく人真似でやっていたのですが、
こうして正式な所作やその意味を知って行うことって大切なことだと感じました。